ワークショップ:なぜなぜ分析を学ぼう!

投稿日:2023/7/24

こんにちは。オーエス電機広報部です!
今回は外部講師の方をお招きし、社員とともに「ワークショップ:なぜなぜ分析を学ぼう!」を行いました。この記事では学んだ内容やワークショップの様子をお伝えしたいと思います。

まずは、講師の方からなぜなぜ分析の基礎を教えて頂きました。

なぜなぜ分析とは、問題の再発を防止するために「なぜ?」を繰り返して根本原因を探る方法です。トヨタが考案した方法で、製造業だけでなくITソフトウェア業、サービス業、医療、介護など様々な業界で使用されています。

なぜなぜについて

実際になぜなぜ分析にチャレンジ!

説明を聞いた後、下図のお題で実際になぜなぜ分析をやってみました。
4人程度のチームに分かれ、付箋とペンを使って進めていきます。

なぜなぜの難しさ(演習)

「背広の内ポケットに入れる時に落としたんじゃない?」
「財布がでかすぎて背広のポケットに入らなかったのでは?…」
「鞄を持っていなかったから背広の内ポケットに入れようとしたのかな」

など、チームメンバーから様々なアイデアが!皆で原因を考えて付箋に書いてツリーを作っていきます。

考えられる原因が複数あったので、分岐させています。
最終的には「チェーンが付いた財布にする」や「鞄を持ち歩くようにする」等の改善策を考えることが出来ました!

次に、なぜなぜ分析の進め方を教わりました。

進める時にはファシリテータを決めて、以下の事項に気を付けながら進めましょう。

「なぜなぜ」の進め方1

カードでツリーを作るとき、カテゴリ分けしながらカードの位置を決めると整理しやすくなります。

最後に、なぜなぜ分析のコツを教えて頂きました。

コツは大きく分けて3つに分類できます。

コツ1:発生時の状況を詳しく調べる

下記4つの行動で、問題が発生した背景や状況を詳しく調べます。

①製品の工程記録を確認する
②設備の使用履歴を確認する
➂使用材料の履歴を確認する
④作業者へのインタビューを行う

コツ2:具体的で分かりやすい文章にする

5W1Hを意識し、誰がいつどこでなぜどのように何をしたのか具体的に示します。

【例】
「魚が釣れない」→「全員、魚が釣れない」「自分だけ魚が釣れない」
「ライトが点灯しない」→「ライトが時々点灯しない」
「担当者がチェックしなかった」→「担当者が一定期間ずっとチェックしなかった」

また、曖昧で難しい表現は避けて小学生でもわかるような分かりやすい文章で示します。

【例】
「〇〇管理」→計画なのか、実行なのか、検証なのか、見直しなのか具体的に示す
「〇〇が不十分」→〇〇をしなかった、出来なかった、しづらかった等、客観的に示す
「〇〇意識」→例えば危険意識ならば、危険なのかどうか判断できない等、客観的に示す
「〇〇が悪い」→計測の仕方が悪い、正しい計測をしていない等、客観的に示す
「不安定な姿勢だった」→右足を捻挫していた、腰をかがめた等、具体的に示す
「認識しなかった」→~を知らなかった、~に気づかなかった等、明確に示す

コツ3:原因と結果のつながりを意識する

原因と結果につながりができるように意識しないと、根本原因の追及が難しくなります。原因と結果を逆さに読んで道筋が正しいか確認してみましょう。

分析のコツ(正しさ判定のコツ)

まとめ

今回のワークショップでは、なぜなぜ分析の基礎や進め方について学習しました。一見簡単そうに見えても、実際にやってみると様々な原因がある中で、根本原因を見極め対策を考えるのは難しかったです。普段の業務の中でトラブルが起こった時は、今回学んだ進め方やコツを意識しながらなぜなぜ分析を行い、問題解決に取り組みたいと思います。

当社では、お客様満足度や従業員の働きやすさ向上を目指し、日々改善活動に取り組んでいます。もっとオーエスが知りたい!と思った方は社内情報カテゴリー内の記事がおすすめです。また、当社では一緒に会社を盛り上げてくれる仲間を募集しています。こちらの採用ページからお気軽にお問い合わせください。

TOP