製造業における人手不足の解決策4選！
投稿日:2024/9/17
近年、日本では慢性的な人手不足に悩む企業が多く、製造業も例外ではありません。この記事では、人手不足でお困りの製造業の調達・購買部門の方に向けて解決策を紹介しています。
なお、業界全体で人手不足が問題視されている中、弊社は働きやすい環境づくりを行い、多数の求人応募を頂いています。この記事は弊社の知識と経験がベースとなっているため、ぜひご参考にして頂ければと思います。
目次
1. 製造業の「人手不足」を解決する方法
現在、少子高齢化によって労働力人口が減少しており、全産業において人手不足は避けては通れない課題となっています。製造業も例外ではなく、この問題に対処するために様々なアプローチが必要です。この章では、人手不足問題を乗り越えるために有効な解決策をお伝えします。
- ①スタッフを定着させる
- 教育・スキルアップに力を入れる
- 福利厚生を充実させる
- ②採用活動を強化する
- シニア・ママ世代・外国人労働者を採用する
- リクルート活動をデジタル化する
- ➂自働化やデジタル化で生産効率を上げる
- ロボットを活用し自働化を進める
- 紙書類をデジタル化して管理コストを削減する
- ④外部サービスを利用する
- 人材派遣サービス
- 製造請負サービス
1.1. スタッフを定着させる
人手不足解消のためには、まず第一にスタッフの定着が欠かせません。せっかく人を採用できても、教育体制や働きやすい環境が整っていないと新人はすぐに辞めてしまい、雇っては離職の繰り返しになります。採用や教育にかけたコストをムダにしないよう、教育に力を入れたり、福利厚生を充実させて、長く働いてもらえる企業を目指しましょう。
教育・スキルアップに力を入れる
スタッフの定着を図るためには、適切な教育が必要です。組織の成熟度や規模によってバラつきがあるため、様々な教育方法の中から自社に適した方法を選びましょう。当社では、プロフェッショナル人材事業を活用し、ムダに関する知識を深める教育や活動を行ったり、今後はTOCを取り入れた教育なども検討しています。
- TOC（制約条件の理論）…製造プロセスのボトルネック(一番悪いところ)を特定し改善することで、全体の生産性を向上させる方法
- プロフェッショナル人材事業…内閣府が主催している専門家の力を借りて業務改善を行うプロジェクト
※弊社のプロフェッショナル人材事業活用事例「ムダ取りプロジェクト」はこちら
福利厚生を充実させる
スタッフの定着には、充実した福利厚生が欠かせません。下記のような環境を提供することで出産・育児・介護など様々なライフスタイルに対応でき、長期的な働きやすさと定着率の向上に繋がります。
- ・健康管理
- 健康診断
- メンタルサポート
- ・育児・介護支援制度
- 社内託児所の設置
- ベビーシッター利用者支援制度
- 介護休暇
- ・柔軟な勤務時間
- フレックスタイム制
- 時短勤務
- 在宅ワーク
1.2. 採用活動を強化する
適切な教育と充実した福利厚生を準備できたら、次は採用活動を強化しましょう。下記の方法で採用活動を行うと、より採用に繋がりやすいです。
シニア・女性・外国人労働者を採用する
多様な人材を採用することで人手不足を解消できます。例えば、豊富な経験や人脈を持つシニア世代、出産・育児などのライフイベントによって働き方が変化しやすい女性、そして新しい視点を持つ外国人労働者を採用する方法です。母数が多いほど良い人材を確保できるのはもちろん、柔軟な働き方を取り入れるきっかけとなり、ブランドイメージや企業の競争力強化や多様性の向上など、様々なメリットがあります。
リクルート活動をデジタル化する
デジタルツールを活用したリクルート活動を行うことで、採用プロセスを効率化できます。オンライン説明会やリモート面接を導入することで、広範囲から優秀な人材を集めることが可能です。また、企業公式SNSや公式HPで、採用情報やアピールポイント、仕事環境などを投稿することで認知拡大が期待できるためおすすめです。
1.3. 自働化やデジタル化で生産効率を上げる
ロボットを活用し自働化を進める
製品の検査や組立工程は多くの場合、熟練工が手作業で行いますが、ロボットに任せることで精度とスピードが向上し、一貫した品質を維持できます。複雑な検査項目や組立は一部を人間が担当する協力体制を取ることで、人手不足に対応しつつ生産性を向上させることが可能です。
紙書類をデジタル化し管理コストを削減する
紙書類をデジタル化しデータとして保存することで、今までかかっていた管理コストを削減できます。データは容易にアクセス・共有できるため、業務のスピードと精度が向上します。また、集めたデータを分析することで業務改善に活かすことができます。
※弊社で実施したペーパーレス化の事例はこちら↓
ペーパーレス化は意味ない！？効果があった当社の事例を紹介
1.4. 外部サービスを利用する
自社だけで人手不足を解決するのが難しい場合、外部サービスを利用して人材不足を解決する方法があります。ここでは2つの方法をお伝えします。
製造請負サービス
製造請負サービスとは、製造工程の一部または全てを他社に依頼できる事業です。組立・検品のみなどピンポイント作業の依頼もでき、技術力を持つスタッフが在籍している企業もあるので専門的な業務の委託も可能です。
人材派遣サービス
人材派遣サービスとは、派遣会社が雇用している労働者が、依頼元企業で業務を行う事業です。人材派遣サービスを利用することで、必要なスキルを持つ人材を迅速に確保できるため、人手不足を解決でき生産の滞りを防ぐことができます。
画像にそれぞれの特徴をまとめています。
さらに詳しく知りたい方はこちら↓
「製造委託のメリットとは？人材派遣との違いを説明！」
2. 人手不足の解消にはオーエス電機をご利用ください！
人手不足でお悩みの方は、ぜひ弊社の製造請負サービスをご利用ください。お客様のご要望に合わせて、最適なサービスを提供させていただきます。家電から通信端末、自動車、自動二輪、船舶、農業機器、遊戯、交通インフラ機器など、幅広い業種のユニット組立・目視検査を取り扱っており、5つの特徴で、お客様に安心してお任せいただける環境を整えています。
- 迅速な初動対応の徹底
- 安定した品質管理と徹底した納期管理
- 細やかな気配りと適材適所の配置
- セル生産で柔軟なものづくり体制
- 物流の要に位置した安定した納品体制
3. まとめ
この記事では、製造業の人手不足の解決策を説明しました。労働力人口が減少している中で、離職率低減や自働化やデジタル化で業務を効率化、外部サービスの利用など、様々な方法を駆使して人手不足を乗り越えましょう。
弊社では組み立てから検品まで製造工程において豊富な実績を有しており、部品サプライヤーの企業様から多数の発注をいただいております。ご依頼を検討されている方は、是非一度お問い合わせフォームからご相談ください。